文庫クセジュ・ローマ史関連
フランスの叢書Ques sais-je? の翻訳として刊行されている「文庫クセジュ」叢書のうち、古代ローマ史(含むビザンツ史)に関するものをリストにまとめた。
「文庫クセジュ」シリーズはあるトピックに関する入門書のような位置付けで、フランス語圏での通説的見解を知るにも便利である。白水社の公式サイトはこちら。
https://www.hakusuisha.co.jp/search/s6985.html
ちなみに「文庫クセジュ」シリーズのサイズは日本のいわゆる新書版より少し大きめだが、これは原著のサイズに合わせているようだ。
リストについては、前回古代ローマ史関連の新書をまとめた際(古代ローマ史関連の新書リスト - Relationes)のように、紹介文をインターネットからダウンロードできるものについてはそのリンクを付した。
- G. アシャール著、西村昌洋訳『古代ローマの女性たち』白水社、2016年。
- M=G. アマダジ=グッゾ著、石川勝二訳『カルタゴの歴史:地中海の覇権をめぐる戦い』白水社、2009年。
- L. アンビス著、安斎和雄訳『アッチラとフン族』白水社、1973年。
- A. グランダッジ著、北野徹訳『ローマの起源:神話と伝承、そして考古学』白水社、2006年。
- P. グリマル著、北野徹訳『ローマの古代都市』白水社、1995年。
- P. グリマル著、北野徹訳『アウグストゥスの世紀』白水社、2004年。
- P. グリマル著、北野徹訳『古代ローマの日常生活』白水社、2005年。
- B. コンベ=ファルヌー著、石川勝二訳『ポエニ戦争』白水社、1999年。
- R. シュヴァリエ、R. ポワニョ著、北野徹訳『ハドリアヌス帝:文人皇帝の生涯とその時代』白水社、2010年。
- M. タルデュー著、大貫隆、中野千恵美訳『マニ教』白水社、2002年。
- J=R. パランク著、久野浩訳『末期ローマ帝国』白水社、1977年。
- D. ブリケル著、斎藤かぐみ訳、平田隆一監修『エトルリア人:ローマの先住民族起源・文明・言語』白水社、2009年。
- B. フリューザン著、大月康弘訳『ビザンツ文明:キリスト教ローマ帝国の伝統と変容』白水社、2009年。
- P. マラヴァル著、大月康弘訳『皇帝ユスティニアヌス』白水社、2005年。
- M. ウルス=ミエダン著、高田邦彦訳『カルタゴ』白水社、1996年。
- B. ランソン著、大清水裕訳『コンスタンティヌス:その生涯と治世』白水社、2012年。
- B. ランソン著、大清水裕、瀧本みわ訳『古代末期:ローマ世界の変容』白水社、2013年。
- P. リシェ、久野浩訳『蛮族の侵入:ゲルマン大移動時代』白水社、1974年。
- P. ル・ル、北野徹『ローマ帝国:帝政前期の政治・社会』白水社、2012年。
- P. ルメルル著、西村六郎訳『ビザンツ帝国史』白水社、2003年。
- B. レミィ著、大清水裕訳『ディオクレティアヌスと四帝統治』白水社、2010年。