『ローマの最後の異教徒』

復興活動に時間を費やしたりしてあまり更新できていませんが(というほどに大した活動もできていないのが悔しいところですが)、今日は書籍メモ。

The Last Pagans of Rome

The Last Pagans of Rome


目次:Introduction / 1. Pagans and Polytheists / 2. From Constantius to Theodosius / 3. The Frigidus / 4. Priests and Initiates / 5. Pagan Converts / 6. Pagan Writers / 7. Macrobius and the "Pagan" Culture of His Age / 8. The Poem against the Pagans / 9. Other Christian Verse Invectives / 10. The Real Circle of Symmachus / 11. The "Pagan" Literary Revival / 12. Correctors and Critics I / 13. Correctors and Critics II / 14. The Livian Revival / 15. Greek Texts and Latin Translation / 16. Pagan Scholarship: Vergil and His Commentators / 17. The Annales of Nichomachus Flavianus I / 18. The Annales of Nichomachus Flavianus II / 19. Classical Revivals and "Pagan" Art / 20. The Historia Augusta / Conclusion



この書籍、書店に注文して担当の方から直接受け取ったのですが、最初差し出された時、かなり驚いてしまいました。だって、B5版でハードカバーで900頁近く(!)あったんです…いや、頁数は分かってたはずなんですけど、注文してからだいぶ時間が経って届いたもので…ものっそい重いです。普通に辞典くらいあります。これを一人で書いたんだから、そりゃ凄いってもんです。



目次からもわかるように、全部で20章、各章が30〜40頁くらいずつあるので、一章を読むのにも一苦労、という感じです。なので、一気に読み通すという読み方は諦めて、索引を参考に必要な個所を拾い読みしたり、各章の節ごとに読んだり、それこそ辞典のような読み方をしようと思います、というか、今のところそれしかできません。今日は第6章「異教徒の著作家たち」のうち、第3節の「アンミアヌス・マルケリヌス」だけ読みました。これだと、5頁しかないので楽です(笑)