2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日、日本西アジア考古学会・東北大学高等教育開発推進センター共催公開セミナー「西アジアにおける教育の起源と展開」]に参加してきました。三つの講演とそれに対するコメントという形でセミナーは進み、どの講演も僕の研究対象とは隔たった時代を対象とす…
先週末から先日まで、以前に翻訳したラテン語・ギリシア語史料をもう一度読み直すという作業をやっていました。翻訳のミスが余りに多くて、とにかく、自分の勉強不足を痛感した、というところです。もっとしっかり勉強しなければ…その合間に、というわけでも…
件の缶コーヒーのバトルがふと気になったので、実際に飲み比べてみた。結論としては、当たり前のことながら、朝は甘めの王道、微糖は昼に飲むのが良い、と思った。要は、時と場所に応じて選べば良い、ということ。 で、飲み比べながら調べたのが、4世紀の歴…
昨日紹介したアウレリウス・ウィクトルと同様の簡潔なローマの歴史書を書いた著作家に、エウトロピウスという人物がいます。彼の著作は『首都創建以来の歴史Breviarium ab urbe condita』と題されており、その題名が示すように、ローマ市の創建から、彼が生…
4世紀以降ローマ帝国では、それまでのローマの歴史を簡潔に記した一連の歴史書が書かれるようになります。簡潔とはいえ、特に記録の残存状況が悪い3世紀から4世紀においては、そうした史料は不可欠で、貴重な記録でもあります。 そうした歴史書を記した人の…
引き続きBill Leadbetterの論文を読みました。"Galerius and the Revolt of the Thebaid in 293/4", Antichthon 34, 2000, 82-94."Galerius and the Eastern Frontier", in Freeman, Ph.(eds.), Limes XVIII: proceedings of the XVIIIth International Cong…
さる理由で最近、Bill Leadbetterというオーストラリアの研究者の論文を集めて読んでいます。国内で手に入らない論文がいくつかあるのがやはり難点ですが。今日はこの論文を読みました。Bill Leadbetter, "Imperial Policy and the Christians in the Late T…
西洋古代史の研究などをしていると、専門的になればなるほど、日本国内の図書館にはどこにも所蔵が無い研究書、というのが出てくるわけでして。The Theodosian Code. A StudyRoms auswärtige Beziehungen unter der Constantinischen Dynastie (306-363). (A…
Epigraphica Anatolicaという雑誌に掲載された論文が読みたくて調べたのですが、国内に所蔵している図書館が無かったようで、取り寄せることができなかった、ということが以前ありまして。 たまたま著者名でGoogle検索をかけていたら、なんと数年分がPDFでオ…