2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

続「アンティオキアのヨハネス」

前回書いた「アンティオキアのヨハネス」ですが、結局事典類を当たってみたところ、やっぱり少し物足りない結論しか得ることができませんでした。『オックスフォード版ビザンツ学事典』によれば、「…様々な写本に抜粋された多数の歴史叙述にその名が見られる…

「アンティオキアのヨハネス」

今5世紀の史料について調べなければいけなくて、いろいろと文献を漁っています。西洋古代史史料について、とりわけ今調べている5世紀の史料に関して日本語で読める文献を見つけることができなかったので、英語の文献をとりあえずあたっているところです。で…

訳語の問題

一仕事区切りがついたので、途中まで読んでいて止めていたハドリアヌス帝についての訳書を読了。ハドリアヌス帝―文人皇帝の生涯とその時代 (文庫クセジュ)作者: レモンシュヴァリエ,レミポワニョ,Raymond Chevallier,R´emy Poignault,北野徹出版社/メーカー:…

キリスト教とローマ帝国

前回と同じような見出しですが、東北学院大学で行われた『ヨーロッパ文化研究所公開講演会 初期キリスト教のアイデンティティとローマ帝国』に参加してきたので、それは仕方ないことなのです。今回は宮城学院学院長松本宣郎先生による講演で、初期キリスト教…

教会と国家

昨日東北学院大学で行われた「オープン・リサーチ・センター公開講演会 古代末期から初期中世における宗教と国家 ―ローマ・フランク・イスラーム― 」に参加してきました。詳細はリンク先のページにありますが、後期ローマ帝国・フランク王国・イスラームとい…