『甦るアレクサンドリア』

ジャン=イヴ・アンプルール(著)、周藤芳幸(監訳)、吉田春美/花輪昭子(訳)『甦るアレクサンドリア河出書房新社、1999年。

甦るアレクサンドリア―地中海文明の中心都市

甦るアレクサンドリア―地中海文明の中心都市

序文 アレクサンドリアの考古学者
第一章 アレクサンドリア考古学の一世紀
第二章 アレクサンドリアの工事現場
第三章 城壁、住居、街路
第四章 世界七不思議のひとつ
第五章 セラピス神殿とポンペイウスの柱
第六章 カエサリウム(カエサル廟)
第七章 貯水槽の都市
第八章 アレクサンドロス大王の墓を求めて
第九章 コム・エル=シュカファのカタコンベ
第十章 ネクロポリス、ガバリ
第十一章 アレクサンドリアの周辺
結び 後悔、そして希望

プトレマイオス家系譜
原注
索引(人名、地名)
日本語版あとがき

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どうしても手元に置きたくなったので、古本を探して購入。とある大学図書館の除籍本とのことだったが、カバーが外されている以外大変綺麗な状態。このような貴重な本が除籍されているというのが悲しいが、そのおかげで入手できたとも言えるので、複雑ではある。
Amazonでは評価が低いけれども(とはいえ、自分の好みを正直に告白している点で、このレビュー者は誠実だと思う)、貴重な本だと思う。アレクサンドリアはその創建以来、間違いなく古代地中海世界の最重要都市の一つだったのだから。