エウトロピウス

昨日紹介したアウレリウス・ウィクトルと同様の簡潔なローマの歴史書を書いた著作家に、エウトロピウスという人物がいます。彼の著作は『首都創建以来の歴史Breviarium ab urbe condita』と題されており、その題名が示すように、ローマ市の創建から、彼が生きた4世紀までの歴史書です。彼の歴史書についてはすでに日本語訳が始まっていて、現在第六巻まで、『上智史学』という雑誌に掲載されています。

その『上智史学』に掲載されたエウトロピウス翻訳についてですが、ネットで(一部)pdfファイルが公開されています。翻訳のみならず、解説もなされていて便利です。このように翻訳が手軽に手に入るというのはすごく助かります。ファイルはこちら(CiNii論文オープンアクセス)からダウンロードできます。